公益財団法人 新潟県スポーツ協会

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龍崎天明氏(新発田ジュニア卓球クラブ)が「米山稔賞」を受賞されました。

新潟県インドアスポーツ振興米山財団(理事長 米山英明)では、県内のインドアスポーツの普及や振興に関して多大な貢献のあった個人及び団体を表彰する「米山稔賞」の2021年度表彰式を202261日にホテルニューオータニ長岡で実施し、受賞者として、新発田ジュニア卓球クラブ指導者の龍崎天明氏を表彰いたしました。

龍崎天明氏は、1998年から新発田ジュニア卓球クラブの指導者として就任し、卓越した指導力で、着任から1年後には小学生の全国大会での上位入賞者を育て、その後も毎年のように全国大会で上位入賞者を輩出。近年では2017年に開催された15歳以下の世界大会である「ワールドカデットチャレンジ」で個人・団体ともに優勝した相馬夢乃選手や、2021年開催の全日本選手権大会ホープスの部(小学6年生以下)及びカデットの部(13歳以下)の両種目で全国優勝した川上流星選手の指導、また、同年開催の全国ホープス卓球大会(小学生男子団体)においても新発田ジュニア卓球クラブを初の全国大会に導くなど、輝かしい実績を残されました。現在、新発田ジュニア卓球クラブの指導者として23年目を迎えられ、その指導力は、日本卓球界の中でもトップクラスであり、数々の栄光を手にされてもなお、常に新たな指導法を模索しながら研究を重ね続けておられる姿勢に、今後の更なるご活躍が期待されています。

表彰式には新潟県卓球連盟より清野勝彦副理事長、立川正史強化部長をはじめとする関係者25名が出席し、龍崎天明氏へトロフィーと表彰金目録が授与されました。

龍崎天明氏コメント

「この度は栄誉ある米山稔賞をいただき誠にありがとうございます。25年前に中国の上海市からスポーツ科学を学ぶために来日しました。中国でジュニアの卓球を指導していた事から新発田市にジュニア卓球クラブを立ち上げることになり、新潟県から世界で活躍する選手を育てることを目標にやってきました。指導して1年目から小・中学生の全国大会や国際大会で上位入賞者を育てる事が出来ました。今後は世界選手権やオリンピック大会で活躍できる選手を目標に、育成していきたいと思っています」

清野勝彦新潟県卓球連盟副理事長コメント

「本日は栄えある米山稔賞に卓球競技を選んでいただき、ありがとうございます。昔の卓球はマイナースポーツであまり脚光を浴びることがありませんでしたが、小さいうちから世界で活躍する選手が多く現れ、マスコミでも多く取り上げられた結果、昨年の東京オリンピックのミックスダブルス優勝に繋がったと思います。日本卓球協会もジュニアの発掘・育成・強化という事で色々取り組んでおり、地方の指導者が土台になって日本卓球の盛り上がりにつながっていると思います。その指導者の一人が龍崎さんですが、指導している子供たちはどこにでもいる普通の子で、運動能力が特別高いわけではないが、性格・体力・体格を見極めて、その子にあったプレースタイル・用具・指導をするところが他の指導者と違う所だと思います。そんな龍崎さんの指導方法を学びたいと、県外の指導者や国内にいる中国人指導者の方が度々訪れて練習風景の見学やアドバイスを受けにこられている姿をよく見かけます。皆さんの信頼の厚い龍崎さんを受賞者として選んでいただきありがとうございます」

米山英明財団理事長コメント

「当財団創立者の米山稔が新潟県に特にスポーツで恩返しをしたいという思いで新潟県インドアスポーツ振興米山財団を設立致しました。新潟県のスポーツの発展を目指して助成事業を行っていますが、スポーツを発展させるためにはジュニアの育成と競技者の人口を増やさなければ、その競技の発展はないという考えで、主にジュニア育成を中心に活動を行っております。今回受賞された龍崎様は世界大会で優勝した相馬夢乃選手、全国大会個人・団体で優勝した川上流星選手の育成のみならず、一人の力では成し遂げられない団体戦でも優勝するチームを育て上げるという、まさにジュニア指導の鏡となるような方です。今後も新潟県ジュニア育成に力をいれている競技団体に対して助成活動を行っていきますのでよろしくお願いします」

 受賞された龍崎天明氏と新潟県のスポーツ振興に貢献されている公益財団法人新潟県インドアスポーツ振興米山財団に深く敬意を表します。

 詳細は、公益財団法人新潟県インドアスポーツ振興米山財団のwebサイトをご覧ください。

 

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